市立三笠総合病院当直規程

(昭和44年4月1日訓令第27号)

改正	平成元年4月1日訓令第7号	平成3年4月1日訓令第15号
	平成7年10月1日訓令第26号	平成14年3月29日訓令第6号
	平成14年12月27日訓令第26号	平成20年3月31日訓令第5号
	令和6年3月27日訓令第1号

(趣旨)

第1条　この規程は、市立三笠総合病院(以下「病院」という。)における当直に関し、必要な事項を定める。

(当直の設置)

第2条　休日及び平日の勤務時間外における救急患者の診療処置及び病院業務を処理させるため、次の当直を置く。

組織	当直名
医務局	医師当直、薬剤師当直、外来看護師当直
事務局	事務当直(委託職員)

(当直の種類)

第3条　当直は、日直及び宿直とする。

(当直員数及び勤務の場所、時間)

第4条　当直勤務に従事する職員(以下「当直員」という。)の人員、勤務場所及び勤務時間は、別表のとおりとし、職員輪番をもって充てる。ただし、必要に応じ増員することができる。

[別表]

2　当直員は、勤務時間経過後においても、引継ぎを終るまでは引続き勤務しなければならない。

(当直の命令)

第5条　事務当直を除く当直の命令は、医務局長又は所属長が、その前日までに本人に命じなければならない。

2　前項の規定により、当直の命令を受けた者は、当直命令簿(別記第1号様式)に認印を押さなければならない。

3　次に定める者に対しては、当直をさせることはできない。

(1)　休職中の者

(2)　病気又は勤務の態様によって当直に従事することができない者

(3)　その他当直免除を必要と認めた者

4　前項第3号の規定により当直の免除を受けようとする者は、当直免除承認申請書(別記第2号様式)により、所属長を経由して、医務局長又は所属長の許可を受けなければならない。

(当直員の事故の場合の措置)

第6条　当直の命令を受けた後、公務その他やむを得ない理由により当直をすることができない場合の規定は、前条第4項の規定を準用する。

2　医務局長又は所属長は、前項の申請を許可したときは、直ちに後任を命令しなければならない。

3　当直の命令を受けた職員が、他の職員と当直を交替しようとするときは、当直命令簿に理由を付して交互に証印し、医務局長又は所属長の許可を受けなければならない。ただし、同一人が連続3日を超えてはならない。

(簿冊及び物品の備付け)

第7条　各当直場所に、当直日誌(別記第3号から第6号様式)を備え付けるほか、事務当直には、次に定める簿冊及び物品を備え付ける。

(1)　公印及び公印使用簿

(2)　三笠市例規類集

(3)　非常変災時における職員招集命令伝達系統書及び非常持出文書、物件目録書

第8条　当直員は勤務時間内において、次に定める業務又は事務を行うものとする。

当直員名	業務
(1)　医師当直員	ア　入院患者又は外来患者の救急診療イ　病院内の規律、安全保持及び勤務者の指揮監督ウ　非常変災時の連絡及び緊急措置
(2)　薬剤当直員	ア　調剤及び薬品の出納イ　麻薬等の出納管理
(3)　外来看護師当直員	ア　救急患者診察処置室の器材及び常備薬品の管理イ　外来患者の救急診療
(4)　事務当直員	ア　公印及び鍵の管守イ　文書、物品(以下「文書等」という。)の収受、発送ウ　電話の交換及び公衆電話の取扱いエ　患者の受付及び入院手続オ　料金の収納手続力　その他必要な事務

(当直員の引継ぎ)

第9条　当直員は、勤務時間10分前までに、所属の局、部若しくは科又は先番の当直員から、第7条に規定する帳票等その他必要事項の引継ぎを受けなければならない。

[第7条]

2　当直員がその勤務を終えたときは、所属の局、部若しくは科又は次番の当直員に対し、前項の規定により引継ぎを受けた帳票等並びに勤務中にあった必要事項を引継ぎしなければならない。

(到着した文書等の取扱い)

第10条　到着した文書は、次により処理しなければならない。

(1)　文書等で急を要すると認められるものは、親展文書を除くほか、開封のうえ収受年月日を記載し、電話又はその他の方法により、速やかにその関係所属長に報告し、その処理につき指揮を受けなければならない。

(2)　電報は、収受年月日時刻を記載し、電話又はその他の方法により名あて人又は関係所属長に連絡しなければならない。

(3)　前号以外の文書等は、数量を確認し、結束して引継ぎしなくてはならない。

(4)　電話又は口頭をもって受理した事項のうち、必要と認められるものについては、その要領を記載し、急を要するものは、速やかに関係所属長に報告しなければならない。

(公印の使用)

第11条　公印の使用申出があった場合は、決裁済の起案書と照合し、相違のないことを確認のうえ、当直員の面前において押印させるものとする。

(警備員の指揮)

第12条　事務当直員は、勤務時間中に勤務する警備員を指揮し、院内の取締りを行わせなければならない。

(非常の場合の措置)

第13条　当直員は、病院又はその附近に火災その他非常事態が発生したときは、市立三笠総合病院非常変災警防規程(昭和41年訓令第14号)の規定に基づき、臨機の処置を執らなければならない。

[市立三笠総合病院非常変災警防規程(昭和41年訓令第14号)]

(早退休養の措置)

第14条　病院長は、宿直者に対し翌日午後0時15分から早退休養させることができる。

(委任)

第15条　この訓令に定めるもののほか、当直員の業務その他当直に必要な事項は、病院長が定める。

附　則

この訓令は、公布の日から施行する。

附　則(平成元年4月1日訓令第7号)

この訓令は、平成元年4月1日から施行する。

附　則(平成3年4月1日訓令第15号)

この訓令は、平成3年4月1日から施行する。

附　則(平成7年10月1日訓令第26号)

この訓令は、平成7年10月1日から施行する。

附　則(平成14年3月29日訓令第6号)

この訓令は、平成14年4月1日から施行する。

附　則(平成14年12月27日訓令第26号)

この訓令は、平成15年1月1日から施行する。

附　則(平成20年3月31日訓令第5号)

この訓令は、平成20年4月1日から施行する。

附　則(令和6年3月27日訓令第1号)

この訓令は、令和6年4月1日から施行する。

別表(第4条第1項関係)

当直員名	職種	勤務場所		人員		勤務時間
				日直	宿直	日直	宿直
医師当直員	医師	医師当直室			1	日曜日、土曜日及び休日	16時45分から翌日8時15分まで
薬剤当直員	薬剤師	日直の場合：11時45分まで宿直の場合：18時15分まで	薬剤科	1	1	8時15分から 16時45分まで	16時45分から翌日8時15分まで
		日直の場合：11時45分以降宿直の場合：18時15分以降	自宅
外来看護師当直員	外来勤務の看護師及び准看護師	看護師当直室、夜間診療室		1	1	8時15分から 16時45分まで	16時45分から翌日8時15分まで
事務当直員	委託職員	日直と宿直22時まで	事務室	1	1	8時15分から 16時45分まで	16時45分から翌日8時15分まで
		宿直の22時以降	事務当直室